2007年07月15日

個人向け国債を考える

個人向け国債は,2003年(平成15)3月から新たに発行された,個人のみが保有できる国債です。「個人向け利付国庫債券」が正式名称。今回,個人向け国債を買いましたが,本当に正解だったのか疑問になりました。

個人向け国債の特徴は,下記の通りです。
(1)元本と半年毎の利子の支払いは日本国政府が責任をもって行われる。
(2)変動金利タイプ(10年満期)と固定金利タイプ(5年満期)の2つのタイプが選べる。

こうした国債が発行された背景には、巨額となった公債の保有対象として個人をターゲットにしたい政府・財務省の思惑があるようです。大量に発行される国債を安定的に市中で消化するためには、もどうして保有対象を個人に広げる必要があるわけです。

従来は,10年の長期国債のみで,半年ごとに実勢金利に応じて利率が変動する変動金利制でしたが,金利は固定ですが5年ものがでて,さらに買いやすくなりました。しかし,固定金利といっても売り出し時期によって金利は変わります。5年物の最初の売り出し時期は0.8%でしたが,直近では1.13%に金利は上がっています。したがって,固定金利といっても,買うタイミングで若干金利に差が出ます。

変動金利タイプは,10年満期ですが,1年経過後に、また固定金利タイプは,5年満期ですが,2年経過後に1万円単位で換金が可能です。しかし中途換金時には変動金利タイプは直前2回分、固定金利タイプは4回分の各利子(税引前)相当額×0.8を支払わなければなりませんので,非常に不利です。

国債は将来的に償還されねばならず、その財源は租税です。
不況時に減税や財政出動をおこない、その財源を国債発行にもとめた場合、基本的には将来の増税によってまかなわれることになります。好況時に償還や新規発行の抑制がおこなわれない場合、将来への負担は累積的に増大していくことになります。

実際,国債残高は年々増加の一途をたどり、今では一般会計予算の約7倍になっています。これは,ホント恐ろしいことで,後世に負担を先送りしていく膨大な国債発行に歯止めをかけなけばなりません。よく考えると,国債は買わないほうが無難という結論になりますね。

posted by moncoara at 17:10| 東京 ☀ | TrackBack(0) | 投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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